てんかんでも運転できる!免許取得と更新の仕方!必要なものと注意点!

てんかんでも運転できる!免許取得と更新の仕方!必要なものと注意点!
Pocket

この記事をご覧になっている方はてんかんをお持ちの方で運転免許に関する不安がある方や、
ご家族がてんかんをお持ちで車の運転に関して調べている方が多いと思います。

結論から言いますと、てんかんを持っている方でも一定条件を満たせば免許は取得できますし、車の運転もできます。

かくゆう私もてんかん患者ですが、医師の指導のもと車の運転をしています。

今回は私の経験をもとに運転免許取得の条件、手順を説明していきます。

運転免許取得・更新の条件

①発作が過去5年間以内に起こったことがなく、医師が「今後発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合

②運転に支障をきたす発作が過去2年間以内に起こったことがなく、医師が「今後、x年程度であれば、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合

③医師が、1年間の経過観察の後「発作が意識障害及び運動障害を伴わない単純部分発作に限られ、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合(ただし上記2の発作が過去2年間以内に起こったことがないのが前提)

④医師が2年間経過観察をした後「発作が睡眠中に限って起こっており、今後症状悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合

意識を失うような大きな発作から2年間、同様の発作がなければ運転免許証を取得できる可能性が出てきます。服薬の有無は問いません

私も②の条件を達成して無事に免許証を更新できました。

取得できる運転免許

普通自動車免許に限らずその他の運転免許に関しても前述の条件を満たせば取得・更新が可能です。
(普通二輪、大型二輪、原付、ロードローラー、フォークリフト、トラクター、コンバイン、他)

ただし、大型免許と二種免許は取得できません
大量の荷物を運んだり、他人を乗せて車を運転する職業に適正はないということです。
(5年間服薬をせずに発作がなく、今後も症状が悪化する恐れがない場合は取得可能です=完治扱い)

免許取得のプロセス

運転免許を取得または更新する場合には、病状などを確認する質問票(過去5年以内に意識を失ったことがあるか、身体が一時的に思い通りに動かせなくなることがあったかどうかなど)に正しく答えなければなりません。
虚偽の申告をすると処罰の対象となります。(法律改正前の病状申告の有無は問われません)
実際のプロセスは以下のようになるかと思います。

①お医者さんに相談
免許の取得・更新に関して、診断書を書いてもらったりとお医者さんの協力は不可欠です。
まずは自分が免許取れるか確認してみましょう。

②教習所に相談
免許センターにおける運転適性診断の結果の書類が必要だったり、医師の診断書が必要だったりとこの辺りは教習所によって異なるようですので直接聞くのが早いでしょう。

③運転免許試験場(運転免許センター)の適性相談室に相談
結局のところ運転免許センターから許可が下りないと免許の取得はできませんので早めに連絡をしておきましょう。経験上、適正相談室の担当者は物腰が柔らかく、しっかりと話を聞いてくれます。こちらに不都合があることは無理に聞いてこないので気を張らずに連絡してみてください。

  • てんかんの状況によって対応は変わると思いますが、
    ・適正相談予約
    ・適正相談
    ・診断書書式もらう
    ・お医者さんに書いてもらう
    ・郵送で提出
    適性診断修了書をもらう(郵送か直接)

    という流れになると思います。適性診断修了書があれば間違いなく教習所には入所できるでしょう。
  • ④試験を受けに行く
    無事に教習所を卒業したら試験を受けに行きましょう。
    その際は、症状などを確認する質問票に正しく答えましょう。
    適性診断修了書を見せたらあとはてんかんだろうが健常者だろうが一緒の学科試験となります。

    免許の更新

    運転免許証の更新も基本的には免許証取得プロセスと同様です。

    ①お医者さんに相談
    ここは言うまでもないですね。

    ②運転免許試験場(運転免許センター)の適性相談室に相談
    更新のたびに確認したほうが良いと思います。免許証取得の条件を満たしていればあとは指示に従っておけば問題ないでしょう。
    診断書が必要になる場合は指定の書式が存在しますので郵送で送ってもらいましょう。
    診断書をお医者さんに記入してもらい、返信用封筒で免許センターに送り返します。

    ③更新に行
    実際に免許の更新に行きましょう。適性診断修了書がある場合は持っていきましょう。手続きがスムーズにいくでしょう。

    免許更新時の注意点

    免許センターで免許の更新する場合はあまり心配はいりませんが・・・
    最寄りの警察署などで更新する場合は、担当者にてんかんについての知識が不足していたり、更新方法に慣れていない場合も多くあります。

    何度も同じようなことを聞かれたり、すでに提出済みの書類を出せと言われたりといったことがしばしば起こります。しまいには今日は更新出来ないので後日また来て下さいなど言われます。

    そんな状況を回避するためにあらかじめしっかりと適正相談室に手順を確認しておきましょう。
    万全を期すなら自分がいつ・どこで免許を更新する予定かを伝え、相談室の担当者の名前も聞いておきましょう。

    その他の注意点

    免許取得or免許更新の際にお医者さんが書いた診断書が
    ②運転に支障をきたす発作が過去2年間以内に起こったことがなく、医師が「今後、x年程度であれば、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合
    に当てはまる場合、免許の更新年と診断書に記載のx年が一緒とは限りません。この場合はx年が経過する前に再度、適性相談室へ相談をしましょう。

    追記:x年が経過する2ヶ月ほど前に適正相談室から診断書の様式が再度届くようです。用紙が届かない場合は連絡してみましょう。

    責任

    車の運転は一歩間違えれば自分や他人の命を奪う危険な行為です。
    自身の病気の状況をしっかりと把握し、お医者さんの指導のもと、健康管理には細心の注意を払いましょう。
    服薬が前提ならば絶対に服薬を怠らず、仮に薬を飲み忘れたならば絶対に運転をしてはいけません。
    権利を主張するならば義務を果たしましょう。義務を果たして素敵な人生を送りましょう!
    ※この記事上の薬とはてんかん発作をあらかじめ予防するため薬です。

    参考までに・・・
    運転適性があり、公安委員会にも症状を正しく申告をし、怠薬などもない状態で発作による事故を起こした場合、偶然の再発であれば加重責任は問われません。初発発作による事故と、同様の扱いです。

    てんかんカテゴリの最新記事